工務の小松です。
令和2年7月豪雨と命名された集中豪雨で九州を中心に多くの被害が発生しています。
心痛いニュースもあり一刻も早く元の生活に戻れるよう祈っております。
こういった自然災害は建物にとても大きな被害をもたらします。
雨が降れば屋根から落ちた雨水が建物の外壁や土台部分を濡らします。もし壁が劣化していればそこから雨水が侵入することもあります。
もちろん雨だけが原因ではありませんんが、建物の劣化を早めることになります。
それを防ぐために建物には雨樋というものが設置されています。
雨樋とは降った雨を1箇所に集めて配水管を通って排水させる役目があります。
建物全体で考えると地味な存在ですが実はとても大事な部品の一つです。
ただし雨樋もしっかりメンテナンスしてあげないと効果が落ちてしまいます。
台風等の災害で雨樋が割れてしまったり、風で舞った枯葉やゴミが配管を詰まらせることがあります。
そうなれば雨水は配水管を流れずに割れた箇所から漏れたり溢れたりという事が起きます。
雨樋の不具合というのはなかなか気付きにくいんです。
晴れた日は分からいことが多いですし、雨の日にわざわざ雨樋をチェックしないですから。
雨樋の耐用年数は大体20年前後と言われますが、台風や雨の続いた時は破損などないか確認してみることをお勧めします。