こんにちは設計の吉田です
心配されていた台風10号が日本から離れて行きました
広島では時折強風が吹いていましたが大きな被害が出ることもなく安心しました
九州では土砂崩れなどが発生したところもあったようなので気がかりですが・・・
先月紙面にこんな記事を見つけました
住宅を販売する際に掲載する情報サイトや広告に
省エネ性能を年間にかかる光熱費に換算して表示する仕組みを導入するようですよ~
これは気になる記事です!
実は昨年11月に建築物省エネ法が改正されたのですが
それからこの表示方法についていろいろ議論されてきていました
住宅の購入を検討する消費者が簡単に比較できるようになることはいい事ですが
この光熱費換算額・・・実際に掛かる光熱費とは異なってしまうため困惑も出てきそうですね
しかも早ければ再来年2022年から分譲マンションからスタートして順次一戸建てや賃貸にも広げていくようです
京都議定書やパリ協定で地球温暖化対策の一つ温室効果ガスの削減を各国が合意しました
日本もその国の一つでCo2削減に乗り出していったのですが当初の計画通りには至っていないようで
他国からも圧力が掛かっています
建築業界でもこのCo2削減に貢献してもらわないといけないという事でこれまでもいろいろな施策が行われてきました
例えば長期優良住宅の推進(国から補助金がでたり税金が安くなったりします)
日本の住宅の寿命は平均的に木造では30年から40年と言われています
そこで建て替えをする際には建物を解体しなければなりません
その取り壊しの時に発生するCo2を削減しようという事で
寿命の長い長期優良住宅が登場しました
そしてゼロエネルギー住宅の推進(こちらも国から補助金が出ます)
家で消費するエネルギー(電気やガス)を太陽光で発電したエネルギーを使い
余計なエネルギーを消費しないようにする住宅の事ですね
余計なエネルギーを使わないという事は発電所などでエネルギーを作る際に出るCo2を削減したり
家庭でのエネルギー消費量も抑えられたりという事になります
そして近年では省エネ住宅が加速
近年住宅業界ではどんどん省エネ化が進んでいます
この動きもやっぱりパリ協定のノルマをクリアしていくための国の施策なんですね
とは言え省エネ化は家の性能が確実によくなっているのでいい事ではあります!
その反面性能が上がっている分家のコストが年々上がっているのも事実です
国もいろいろ取り組んでいるようですがなかなかCo2削減が進んでいないようで新しい施策をどんどん出してきています
そして今回のCo2削減の施策がこれ
光熱費換算表示・・・
迷走している感が否めないのは私だけでしょうか・・・
COVID-19に負けるな!