こんにちは~
設計の吉田です
前回カレーライスの話しから日本の礼儀作法『左上右下』にたどり着いた話しの続きです(^^;)
この左上右下には古くから建築にもかかわりがあります
その一つに身近なところでサッシがあります
サッシというと現代の言い方になりますが昔でいう建具ですね
どのお家にも一つはある引き違いのサッシ
間違いなく右が前になっていると思います
これは和服の着方と同じ考え方から来ているそうで
和服は左手側の衽を右手側の衽の上に重ねて着ますよね
これが左上右下から来ているそうです
その反対の着方を左前と言って死装束の着方になる為縁起が悪いという事から
家の入口=引き違いの建具は右前(建具に向かって)になったそうです
そして二つ目が
壁を塗る職人さんの事を今も『左官』さんと言っていますよね
この呼び方
さかのぼる事飛鳥時代・・・
土や水を扱う職人さんに与えられた官位を『左官』
木を扱う職人さんに与えられた官位を『右官』
と呼んでいたそうです
その頃は土を扱う職人さんの方が立場が上だったのですね~
古来より日本では『左上右下』の考えがあり
いつしか『右官職』の人達が「なんで左官より下なのだ!」という事が広まり
木を扱う職人さんは『右官』と呼ばれる事を嫌い自分たちの事を『大工』と言うようになったそうです
これには諸説あります(^^;)
なぜ『大工』と呼ぶようになったかは説明が長くなるので止めておきます(^^;)
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