こんにちは吉田です
トルコ・シリアの大地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます
また被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます
スズメの涙の積み重ねと思い心ばかりの募金をしました
地震大国の日本
今回の地震による災害は対岸の火事では済まされません
地震エネルギーは阪神大震災の22倍との報告もあり
日本の震度に換算すると震度7クラスが数回発生していたそうで・・・
震度7といえば記憶に新しいのが熊本地震
震度7が2回も発生して多くの建物が倒壊したのを目の当たりにしました
そこで再々見直されているのが建物の耐震基準
地震を受けた時に建物が最低限“倒壊”しないように決められているのが建築基準法
その強度が一般的に耐震等級1に位置付けられています
耐震等級1は震度6強から7程度の地震力で“倒壊”しない
そして震度5程度の地震力に対して“損傷”しない基準になっているのですが
これはあくまでも1回の地震力に対しての基準です
熊本地震では震度7が2回発生
その後震度6強が2回 6弱が3回 5強が4回 5弱が2回と
2週間に渡って5弱以上が13回も繰り返されています
そしてこの地震で損傷が少ない又は無被害で住み続けられる家は耐震等級3の建物全てだった
という調査結果が出ています
反対にいうと耐震等級2以下の建物のほとんどは倒壊や大損傷を受けているということになります
実際の調査でも建て替えや更地(解体)になっているとの事
これからマイホームをお考えの方はしっかり耐震等級を理解する必要がありますね
そこで最高ランクである耐震等級3には3相当という言葉もよく耳にすることがあります
簡単に説明しますと単純に“認定を受けている”か“認定を受けていない”かの違いです
認定は住宅性能評価の申請を行い第三者機関が審査する事になりますので
確実に“耐震等級3”の建物ということで性能が担保されます
認定を受けるには耐震性能についていろいろな部位での強度が審査の対象になっていますので
しっかり耐震強度を確保する事ができます!
その反面“3相当”だと認定を受けないので性能はその建築会社任せになってしまいますね
実際に震度6以上の地震を数回受けた時に住み続けられない程の大損傷を受けないのか
未知数の性能になります
どこまで“耐震等級3”の基準で建てるのか不透明になっていますので
しっかり説明を受ける必要があります
言い換えると抜け道になっているという可能性もあります(>_<)
そして2年後の2025年には建築基準法が改正され
一般的な木造2階建ての住宅も確認申請時の審査で
構造に関する提出資料が見直される事になり審査が強化される事になっています
それを見越してユニバーサルホームでは昨年から耐震性能基準をアップデートして
“耐震等級3”の認定を受けた建物でご提案しています
いわゆる耐震等級“3相当”ではありませんのでご安心ください
中には耐震等級“3相当”を『最高耐震等級です!』と謳っているメーカーもありますのでご注意を!!
これからの住まいづくりのキーワードは“3相当”でなく“耐震等級3”です!!